ステロイドパルス療法とは

ネフローゼ症候群にはステロイドのパルス療法というのを行うことがあります。
原発性糸球体疾患に起因する一次性ネフローゼ症候群に有効とされるようです。

ステロイドとは副腎皮質ホルモンの事です。
腎臓の上部にある副腎という臓器の外側の部分、皮質という所で作られるホルモンです。
普通の状態でも常に体内で作られていて、抗炎症作用と免疫抑制作用の二つの作用を有し、
体に対する様々なストレスに対処する等生きていく上でとても重要な働きをしています。
このホルモンの中で、糖質コルチコイドという成分を化学合成した物をステロイド剤といって治療に使用します。
 
このステロイドパルス療法には即効作用があり、効果は数日〜1週間程度維持する事が出来るといわれてます。
その強力な作用を有するステロイド剤を3日間点滴で多量に投与する療法で、ステロイド剤を大量に使用するにもかかわらず副作用が少ないとされています。
しかし副作用が全くないというわけではなく、消化管の出血や精神症状が現れる場合があります。

ステロイドのパルス療法による消化管出血の出現が考えられる原因として、
胃液分泌亢進等の攻撃因子の増加や粘液産生低下等の防御因子の低下等があります。

ステロイドのパルス療法には活動、寛解期を繰り返すことが多くて多彩な臨床症状を呈する事があるので、全身状態を監視していく事が必要です。

ステロイドのパルス療法はネフローゼ症候群だけでなく、全身性エリテマトーデス(SLE)、多発性動脈炎、原発性ネフローゼ症候群、
間質性肺炎、臓器移植後、気管支喘息等が対象疾患となっています。全頭型円形脱毛症にも使われるようです。



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