歌手の浜崎あゆみさんはブログで突発性難聴という耳の病気になり、左耳が機能していないとの告白をし、話題になりました。
歌手が耳の病気で音が聞こえないというのは大変なことだと思います。これからもがんばって欲しいものです。
ところで、耳鳴り、難聴、めまいというのは耳の病気の大きな特徴ですが、耳には聴覚と平衡感覚の2つの重要な感覚を受け持っています。耳の機能に障害があると耳鳴り、難聴、めまいという症状が出てきます。
まず音を感じる仕組みについて調べてみましょう。空気中の音は外耳→中耳→内耳→蝸牛神経→大脳聴覚野のルートで伝わっていきます。音は空気に振動ですからこの振動を中耳の鼓膜を通して内耳の蝸牛というところでリンパ液への振動に変え、それを聴細胞が感じ取り神経情報として脳に伝えます。これらのルートに異常があると耳鳴りや難聴などの障害が出ることになります。
高柳健治の「耳鳴り改善プログラム」
耳鳴りの原因といわれるのは多種多様ですが、加齢、強いストレス、疲労、不眠、うつ、肩こりなどによって引き起こされるといわれています。耳鳴りが生じた場合はまず耳鼻咽喉科で検査してもらうことをおすすめします。
耳鳴りには「キーン」という高い音がする場合と「ゴー」とか「ザー」という低い音がする場合があります。
高い音の場合は老化などにより蝸牛内のセンサーにある繊毛が切れているからといわれ、低い音の場合は外耳と内耳の圧力の変化のせいだなどといわれていたりしますが、ハッキリとした原因は分かりにくいといえます。
病院では急性の場合、ステロイド剤の内服や点滴、高気圧酸素療法などを行いますが、慢性の場合はこれといった治療はなく、漢方薬や、針灸などの民間療法がおもになっています。
最近では耳鳴りの気にしないようにするプログラムが広まっています。また加齢とともに高音が聞き取れにくくなったりしますが30歳くらいから聴覚は衰えていきます。
浜崎あゆみさんがなったのは突発性難聴という病気で、あるとき突然、普通は片側の耳が聞こえなくなる耳の病気をいいます。騒音性難聴というのもあり、いつも騒音の中で仕事をしていたりするとなります。
突発性難聴の場合は片耳が聞こえなくなるのが普通であり、騒音性難聴の場合は両耳に音が聞こえにくくなるのが普通です。
突発性難聴の原因は残念ながら不明ですがウィルスが原因という説と耳の中の循環がよくないのが原因という説とがあります。病院ではステロイド剤、高気圧酸素療法、血流改善剤、星状神経節ブロックなどが行われるそうです。完治は1/3、改善も1/3程度。
相田翔子さんもWinkで活躍していた頃に疲労とストレスから突発性難聴なったそうで、ストレスなどの心因的なところも原因のようです。
この突発性難聴は再発しないことが特徴とされていますが、実際には治癒した後に再発する場合もあるとのことです。現在100万人に275名の割合で発症しています。漢方、針灸、イルカ療法、森林浴などの民間療法をされている方もいるそうです。
高柳健治の「耳鳴り改善プログラム」