子供の歯列矯正
白くて健康的な歯並びは顔立ちがよく見え印象も違ってきます。歯並びが悪いと噛み合わせがうまくいかなかったり、ムシ歯や歯周病になりやすかったり、コンプレックスを感じたりします。
アメリカでは歯並びが悪いと育ちのよくない低所得者であるような評価がなされるそうです。ですから、アメリカでは赤ちゃんが生まれると教育費だけでなく子供の歯列矯正のための資金プランを立てるのが普通になっています。事実アメリカではほとんどの人が子供の頃に歯列矯正を行うそうです。
日本では歯並びについてはそれほど問題視されませんが、お母さんは子供の歯並びをチェックしてあげて、必要ならば歯列矯正を行われたほうがいいと思います。子供は将来外国で暮らしたり、外国人と会う仕事をすることもありますので、その時にコンプレックスを感じないように今のうちに子供の歯列矯正について考えてあげましょう。
歯列矯正は矯正歯科というところで行いますが、歯医者さんから紹介してもらったり、自分で調べたりしてじっくり選びましょう!
歯列矯正の費用と期間
歯列矯正を行うに当たって一番気になるのはその費用と期間です。
歯列矯正はアゴを切る手術や口蓋裂の矯正治療以外は、一般に自由診療ですので、病院ごとに治療費が異なります。そのため治療費はさまざまですがだいたいの目安として60万円から150万円程度かかると見ておいたほうがいいと思います。かなり高額ですね。
支払い方法も一括払い、分割払いや信販会社を利用したローンといろいろな支払い方法を選ぶこともできる病院もあります。
また歯列矯正による治療には、子供に限り確定申告で医療費控除が認められています。そして大人になると歯列矯正は医療費として認められません。大人になってからですと治療というよりも美容目的ための歯列矯正と考えられるからです。もちろん医療費控除には領収書が必要です。
歯列矯正の期間は程度によって変わりますが、子供の頃は歯の動きがよく、年齢を重ねるにつれて、歯の動きが悪くなるため治療の期間が子供の時ほど短い傾向があります。ですから、子供のうちから矯正しておく方が費用的に有利であったり、期間も短くてすむと考えられます。
引っ越しにともなう病院の変更
歯列矯正は治療期間が2年から3年と長いので、その間に家を引っ越ししたり、子供が自宅から離れた大学などに通うようになって同じ病院で歯列矯正の治療ができなくなった場合はどうなるのでしょうか?
もちろん同じ病院で治療を続けるのがベストですが、こういう場合はどうしようもありません。病院により治療方針が変わってしまうこともありますので、現在歯列矯正の治療を受けているところで適切に引き継ぎをしてもらえる病院を紹介してもらいましょう。
病院が変わると費用はさらにかかることを覚悟しておいたほうがいいでしょう。ほうっておくとまた歯並びが悪くなるかもしれません。
せっかく歯列矯正の治療を行っているのですから最後までがんばって続けましょう。きっと歯列矯正の治療を続けてよかったと思う日が来ることでしょう!