白内障の症状と原因



白内障は目のレンズの役目をする水晶体という部分が白く濁ってくる病気で、老化によるものが最も多いですが、先天性の場合や糖尿病の方、アトピー性皮膚炎の方などが白内障になるケースが多いです。
水晶体の成分はおもにタンパク質と水分でできており、、白内障はこのタンパク質が変性して水に溶けることができなくなり白く濁ってくる現象です。ちょうど卵の白身は生だと透明ですが、加熱すると白く固まるのと同じです。加熱によりタンパク質が変性して水に溶けることができなくなるから白く固まるのです。
白内障になると、まぶしく感じるようになったり、目がかすむ、目がぼやける、目が疲れる、近眼、老眼などの症状が出てきます。このような症状が出てきたら白内障の可能性がないか病院の眼科で診てもらってもいいと思います。
現在では点眼薬では白内障の症状の進行を抑える程度で、根本的に治療するには手術しかないのが現状です。


白内障の手術と安全性



白内障の手術には嚢内摘出術と嚢外摘出術の2つがあります。水晶体の取り出し方による違いですが、現在では嚢外摘出術がおもに行われています。
嚢外摘出術という手術は水晶体の内部の核と皮質を取り除き、眼内レンズを挿入する方法です。メスによって切る範囲も3mm程度と小さく、水晶体は超音波によって砕きながら吸引されます。白内障の手術時間は10分程度と短く、手術をしたその日に帰ることができる日帰り手術が可能です。
白内障は徐々に進行する場合がほとんどですのですぐに白内障の手術をする必要はありません。症状に応じて適切な病院を探したり、お医者さんと相談しながら決めていくのをオススメします。手術前に十分説明をしてくれる病院のほうが安心できるかもしれませんね!
ちなみに100%安全な手術というのはなく、白内障の手術の場合でも緑内障(0.2〜2.5%)や後嚢破損(1%)などになるケースもありますので十分理解して手術に臨んでください。

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白内障手術の費用と術後



気になる白内障に関する手術の費用ですが、白内障の手術は健康保険の対象になっています。ですので負担率によって費用は異なってきます。1割負担の場合、片目で約2万円前後、両目で4万円程度かかります。2割負担、3割負担の方はそれぞれ2倍、3倍かかります。入院の必要がない分負担が少なくて済みます。
高額医療制度というのもあり、白内障の手術の費用が一定額を超えると、越えた分が戻ってくる制度です。近くの役場や区役所で確認してみてください。
それから、保険会社によって違いがあるかもしれませんが生命保険に入っている人は白内障の手術に対して給付金が下りる場合がありますので、これも確認しておいたほうがいいですね。
術後の状態ですが、日帰り手術であっても白内障の手術後は何度か検査や診察を受ける必要があります。また術後1週間は洗顔や洗髪、飲酒、目の疲れる読書やテレビを見ることを控えたりしなくてはいけません。
術後に後発白内障が出るケースが1〜10%あり、その場合はレーザーで除去します。また水晶体を取ってしまうと目のピント機能は失われてしまいますので、白内障による生活の不具合との兼ね合いを考えて決めましょう。

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